CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2009/06/02
コンプの使い方(その2)「BUS送りコンプのテクニック」
ミックスの時に個々の楽器にがっつりとコンプをかけすぎて、(音はまとまるけど)演奏のグルーヴが無くなって平面的な仕上がりになってしまった!ということはありませんか?そんな悩みの解決法のひとつとして、BUS送りコンプのテクニックをご紹介。
やり方はステレオBUSを作りコンプをインサートします。そしてコンプをかけたいトラックのアウトにそのコンプのインプットBUSを選択します。ドラムだったら、キック、ハイハット、スネア、タム、トップ、アンビエンスなどの中からコンプをかけたいトラックのアウトだけをBUSで送ります。
このテクニックのポイントは「トラックのフェーダーレベルがCOMPのインプットレベルになる」ところ。トップとアンビエンスなどに使えばBUS送りのレベルコントロールで曲に抑揚を付けれますよ!Aメロはフェーダーを下げ目にして自然に、サビはフェーダーをあげてパワフルコンプをかける、といったことが可能になります。オートメーションでコントロールすることも可能ですね。
実はこれ、コンソールの各チャンネルにコンプが付いてない時代の使いこなし方法。昔は少ない機材を上手く使って音作りがされていました。今はプラグインとしてあらゆる機材が無制限に使用できる時代ですが、やり方を決めずにいろいろな方法を試してみることが大切です。お気に入りのアナログ・コンプを他のチャンネルで使ってみたいという場合にも有効な手段なので、ぜひ一度試してみてください。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿