2010/03/14

音の厚みを表現する(その2)「音の厚みと周波数の関係」

本日は音の厚みを表現するテクニックの応用です。

作業環境や機材により音が前に出て厚みを増す周波数には関連性があることがあります。例えば100Hzでキック、1kHzでスネアが太い音になるということです。ただ、SNの音は気に入っているけどキックはもう少しタイトにしたい、という場合、「音の厚みを表現する(その1)」にある、
“周波数が100Hzに近いほど厚みが出ますが抜けは悪くなります。
1kHzに近いほど抜けは良くなりますが厚みは出にくくなります。”
が応用出来ます。

キックをタイトに(抜けを良く)したい場合は強調する周波数を120Hz、140Hz、160Hz、180Hzなど、少し上の帯域にします。同じようにSNをタイトにしたい場合1.2kHz、1.4kHz、1.6kHz、1.8 kHzを強めてみて下さい。

マスタリングの現場では121Hz、125Hz、126Hz、128Hzなど、さらに細かくに調整しています。このノウハウはヴォーカル、ギター、ベースなど、いろいろ応用出来ますのでぜひ試してみてください。

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