2014/08/07

レコード入門(その2)「発電の仕組みを見てみよう!」

先週に引き続きレコード入門第2回目です。前回の「アナログの魅力ってなんだろう?レコード入門(その1)」で触れたキーワード、それぞれについてお話していきます。
今回は特に重要な『針』についてです。レコードに直接当たる針の良し悪しで出る音も変化します。針のクリーニングだけでも音が全然違って驚きました!クリーニング編として詳しくお話するので、お楽しみに!

レコード針はカートリッジにセットして、シェルに取り付けるのが一般的です。MC型といってカートリッジ一体型のものもあります。
このシェルをトーンアームに付けて針圧を調整すればレコードが聴けます。



カートリッジとは?
一言で言うと「発電機」です。
↓このような流れで見ると発電から、実際に音が鳴るまでのイメージがつきやすいです。

①針でレコードの溝をなぞる
②カートリッジの「磁石」と「コイル」によって繊細な電流が発生
③上記の電流がフォノイコライザー回路を通る
④アンプで増幅する
⑤スピーカーから音が鳴る

このカートリッジの「磁石」と「コイル」が発電の鍵です!
カートリッジは主流なもので2種類あります。発電方法が異なるので音が違います。

◎特徴◎
MM型(ムービング•マグネット)サイデラではこちらを使っています。

⑴レコード針の付け根に小さな磁石が付いていて、磁石が振動しコイルに電圧を発生させる
針にマグネットが付いているので重く、低音が出やすい。ダイナミックな音が特徴。
⑵発電力が大きい(3mv)
⑶針交換が容易で使いやすい
⑷価格が安いので最も普及しているタイプ



MC型(ムービング•コイル)

⑴レコード針に小さなコイルが付いている。磁界内でコイルが動き電圧を発生させる。
MM型のように針の付け根に磁石が付いていないので、針が軽く原音に忠実で繊細な音
⑵コイルが小さいので発電力が小さい。(0.3mv)昇圧トランスや専用のプリアンプへの接続が必要
⑶針交換が容易に出来ない。
⑷対応アンプに高価なものが多い



繊細な音を拾うということで、MM型もMC型もちょっとした物理的変化で音に影響するんです。
カートリッジの違いはもちろん、針や針圧、音の違いを聴き比べ、自分好みを見つけるのが醍醐味ってことですね!レコードって面白いです♩

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