2014/09/18

サイデラ・マスタリングでハイレゾマスタリングを体験しよう!(その3)「ハイレゾの楽しみ方」


チーフ・エンジニアの森崎です。
今回はハイレゾの楽しみ方についてお話しします。ハイレゾの魅力はなんといってもリアリティーです!音が出た瞬間にふわっと広がるストリングスの空気感、柔らかく輪郭がハッキリ聴こえるボーカルはとても心地よく、まるで生演奏を聴いているかと錯覚してしまいます。
CDとハイレゾではマスタリングの仕方も異なります。

【CDとハイレゾのマスタリング方法の違い】
<CDの場合>
・44.1kHz、16ビットに容量が限られている(器が小さい)=CDにした際に音楽的に大事な要素を損なわないための工夫が必要
・CDへの落とこみを予測しながら、高域をほんの少し強調して空気感を出したり、声の輪郭をはっきりさせて歌詞を聴きやすくさせる等、うまく足し引きをしながら音作りをしなければらない。

<ハイレゾの場合>
・容量が大きい(器が大きい)=演奏の細かいニュアンスや緊張感、楽器の音色、スタジオやホールの響きをそのままかたちにできる。
・CDへの落としこみを予測しながらマスタリングをする必要がないので、マスタリング・スタジオのスピーカーから聴こえている音そのものが最終的な仕上りになる=プロのスタジオで鳴っている音楽を楽しむことができる。

CDのフォーマットでは再現出来なかった細かなニュアンスが伝わることがハイレゾの一番の魅力であり、そこにハイレゾならではの感動を伝える要素が詰まっています。この違いを一番簡単に体験する方法は、同じ作品のCDとハイレゾを聴き比べてみることです。まずは自分が分かり易い演奏や音に注目して聴いてみましょう。


【ハイレゾの楽しみ方】
(1)演奏に注目して。
ボーカルの息づかい、楽器に触れた瞬間の緊張感、音の消え際の余韻の美しさ、音の響きやハーモニーなど、フレーズの細かい部分、グルーブがどのように聴こえるかに注目して。

(2)音そのものの聴こえかたに注目して。
楽器の聴こえ方、スタジオやホールなどの響き方、真空管マイクやアナログテープレコーダーなどの機材で生まれる繊細な空気感などに注目して。

CDではこう聴こえたボーカルがハイレゾだとどのように聴こえるのかな、と意識しながら聴くと音がスッと耳に入ってきて違いが良く分かりますよ。ハイレゾではアーティストが本来表現したかった音や、臨場感が伝わってきます。CDとは一味違う感動を体験してみてください。


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